先月5月25日にカンファレンスリーグの決勝が行われ、ASローマが優勝した。
カンファレンスリーグは今年初めて設立されたのでローマが初代王者となった。
優勝に輝くのは10何年ぶりのことなのでローマの盛り上がりはすごい。
決勝後はたくさんの人が街の真ん中に集まるのだが、郊外からそこへの道は通勤ラッシュ以上の混み具合。
だけどみんな車から顔や体を出して歌ったり叫んだり、クラクションを鳴らしまくったりと楽しい雰囲気に包まれていて、ローマの良いところを感じた瞬間だった。
そして街の真ん中は言うまでもなく煙に包まれていた。
欧州カップでイタリアが優勝した去年の夏もそうであったが、人混みで煙や爆竹が許されるのはいいのだろうか…
単純に危険だと思うので見ていて心配だが、警察も何も言わないので問題ないのであろう。
不安な一方ローマはこのままジャングルであってほしいと思う。
ちなみに決勝の日に働く予定だった夫は、1か月前から同僚皆に「ローマの決勝があるし目の検査にも行かなきゃいけないから働かない」と宣言し、結局前日に正式に休みを許可された。
しかし決勝の次の日にあったボスの誕生日パーティーで「俺は昨日目の検査もあって忙しかったんだ」と言う夫に、全員が「Seeeeee」(やれやれと言ったニュアンス)
真っ赤な嘘であることはバレバレであった。
さて、カンファレンスリーグはなにかと言えば…
欧州には各国にそれぞれの国内リーグがあるが、それとは別に欧州のクラブ間が戦う大会もあるのである。
そして今シーズンの成績によって来シーズンどこかで戦えるかが決まり
- 各国上位4位はチャンピオンズリーグ
- 各国5位はヨーロッパリーグ
- 各国6位はカンファレンスリーグ
となるわけである。
実際はもっと複雑な条件が重なるが、ざっくり言えばこうである。
ASローマは今年イタリアの国内リーグ“セリア”で6位だが、カンファレンスリーグで優勝したので来年はヨーロッパリーグに参加する。
もう今シーズンは終わってしまったが、また数か月後の再開が楽しみである。
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