未だにあるイタリアの迷信

私が知る限り多くのイタリア人はしきたりや言い伝えを信じている。

アンラッキーと言われてることが起こると、まるでなにかどうしようもないことが起こったかのように落ち込む。

それを見る日本人の私はどうしても笑いをこらえきれなのだが、はたから見ればただの性悪女だろう。

そんなピュアなローマの人々が信じる伝説が面白いので集めてみた。

イタリアのタブー

今まで嘘だと思ってたが実際に信じられている迷信5選!

①黒猫が目の前を横切ること

不吉なことが起こるから。

これが起こると「今日はもうダメな日だ」と本気で落ち込み、猫に一部でも白を見つければ「黒じゃないよかった!」と喜ぶ。

②起こってもない縁起の悪いことを言うこと

もし私が死んだら…もし明日雨だったら…のネガティブな”もし”は言ってはいけない。

それを言ってしまったら鉄を触らなければいけないが、身近になければ男性は自身の股間を、女性は自身の胸を触るのでもいい。 

手をつないだカップルが電柱のせいで手を離してしまうことも、この対象である。

ちなみにサッカーの試合前に勝つかな~どう思う?とか、釣り人に釣れるといいね~というニュアンスの言葉も絶対に言ってはいけない。

③空っぽのお財布をプレゼントすること

お金が逃げていくから。

お財布をプレゼントするときは必ず中にお金を入れること。紙幣が望ましいがコインでもいい。

夫と付き合って初めてのお誕生日プレゼントにお財布を渡した。さっそく開けて空っぽの中身を見た彼は心底失望していた。

今なら笑えるが当時はそんなことなど知る由もなくただただ申し訳なく思い、プレゼントしたのにこっちも悲しい気持ちになった。それほどの落ち込みようだった。

④パスタを折ること

理由不明。

パスタを折るというドッキリをしたことがあるが、それはそれはもう今まで言われたことがないほどの言葉で、なにしてるの?バカなの?と本気で怒鳴られた。

それなのに理由は、「ダメ。とにかくイタリアではだめ」

⑤午後にカプチーノ

イタリアのカフェに注文の自由などない。

朝食の飲み物なので午後に牛乳は飲まない、それだけのことらしい。

ナポリでお昼にカフェラテを注文する観光客を、陰で店員が罵っているのを見たことがある。

こぼればなし

観戦していなくても耳に入ってくるオリンピックのニュース。

メダルと共に帰国する選手を見て思い出したが、イタリアのオリンピック選手はみな国家警察に属している。

東京オリンピックの時にイタリア人選手がみな「警察」と描かれたジャンパーを着ているのを見て、まさかここで宣伝かと思ったら、どうやら彼らはみな一応警察官らしい。

だがイタリア警察と一言で言ってもいろいろ種類があり、仕事が広範囲に分かれているので、日本の警察官のイメージではないだろう。

マイナー競技の選手も生活が安定するならば、オリンピック選手=警察官はとてもいいシステムではないだろうか。

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