日曜日の親戚団らん

一昨日の日曜日は親戚一同で義祖父のお誕生日を祝いランチをした。

ローマ中心から車で30分のAricciaアリッチャという小さな町のレストランが会場ということで、お腹を空かせながら向かった。

ちなみに以前紹介したネミと言う町の手前で、この地域はお肉料理が大変有名。

この地域へ行くと道路脇のいたるところにポルケッタを売る屋台があり、いくつかは行列ができるほど人気である。


家族

今でもところどころでグリーンパスの確認があるが、ついこの前までのような緊張はなくなってきているローマ。

それよりウクライナ情勢やガス代の値上がりの方が心配のようである。

当然のように義祖父を祝おうという話になり、夫側の家族全員が久しぶりに集まった。

義祖父母らとはついこの前も会ったが、義父とおばの兄弟仲があまりよくないのでなかなか全員では揃うことがない。

外から見ていても義両親とおばのパートナーは対照的なカップルで、でもそれぞれ本当に優しく愉快で私は2組とも大好きである。

さて、主役の義祖父は皆が一堂揃っているのが嬉しい様子であった。

もう83歳だがまだ83歳。話は衰えていないし、まったくボケもせず元気である。

おばからもらったプレゼントを空耳で覚えたロックバンドを歌いながら開ける義祖父。

最新のテクノロジーにも詳しく機械に強いおばは、83歳の父に電子時計を送っていた。

そんなモン使いこなせないでしょ~と夫につっこんだが「あなたは使えないかもしれないけど、彼は使えるわ!」と強気なおばに返された。

義祖父も嬉しそうに着けていたので、古風で頑固だと思っていた義祖父のことはやっぱりまだわからない。

ちなみにおばは私たちが到着するなり「私の近くに座ってよ~」と言ってくるかわいいところもある。

そして今回初めましての義弟の彼女と親戚一同だったがこの彼女の礼儀が素晴らしい。

家族みんなを回って挨拶し最後はお辞儀までしてありがとうと言う女性は、イタリアではなかなか見ないのではないだろうか。

ふと自分が初めて夫の家族にあいさつしたときはここまで出来たかと思わずにはいられなかった。

毎回新しい人に会うときにはまあ日本人じゃないからラフに~なんて思うのだが、今回彼女を見て礼儀と言うものを学び直さなくてはと少し自分を残念に思った。

最近は冗談で義父にバッファンクーロと言えるまでになった自分を反省した家族団らんの日曜日。

こぼればなし

この食事会の後、いつもの地元のグループの仮装パーティーに仮装なしで参加し帰宅したのは深夜1時ころ。

そのころお腹に激痛が始まり20分ほどし耐えられなくなったので、夫に救急へ運んでもらった。

足の震えもあったので結局なにか食あたりだったのだろうが、あそこまでの痛みを覚えたことはなかった。

大をし下〇になっただけで救急へ行ったのは恥ずかしかったし、一度点滴されたら待たされる。

痛いのに廊下に放置され朝7時にお医者さんが出勤するまで帰れないので、意識を失うまで救急には行かず電話でなにかしらの指示をもらおうと誓った。

何も覚えてないが車で到着したとき痛がる私に「アモーレ…かわいそうに」とナースに声を掛けられていたらしく、いい大人になにがアモーレだと夫は怒りを覚えたらしい。

イタリアに来て甘やかさられることが多くなった27歳の日本人、どうすればいいのだろうか。

なにはともあれ、深夜でも働いてくださる看護師さんには感謝である。

健康第一、そろそろお酒を控えるべきかもしれない。

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