息をして、掃除して

私は結婚を機にローマへやってきた。

ひらがなが読めないからイタリアに住みたいと言う夫の意見の元、ローマに住むことに決めた。

そういうわけで私はローマに来てあげた、一緒に住み息をしてるだけで十分さと言う気持ちがあったことは否めない。

仕事もしなくてもいいよとのことだったので、家事をほどほどにしのんびり生きてきた。

それがだ。

先週初めてもう少し部屋を綺麗にしてほしいと、注文を付けられた。

確かに今までダラダラ過ごしながらも掃除は毎日していた。

それが働き始めてからは毎日部屋の整頓はしても、掃除はしなくなった。

いやでも隣にいて息をしてるだけでいいんじゃないか…

夫にこの意見を冗談半分に説明するとあっさり拒否されてしまった。

こんな偉そうに考えていたのは自分だけだったらしい。

いや、そもそも私たちの考えが違うのだ。

寒さと疲れのため毎日8割の整頓、休みの日に掃除をしたい私と、整頓は2割、掃除は汚さが目立ったら完璧にしたい夫では、もちろん部屋を綺麗に!の基準が違うわけである。

起きたらベッドメイキング、歯磨きしたら水しぶきを拭く、脱いだ服はたたむ。

これだけしたい私と、そんなことよりお風呂場や台所など水回りをピッカピカにしたい夫。

なかなか意見が合わないが、掃除機は気づいた方がやり、私は使った台所を綺麗に、夫はベッドメイキングをする約束で落ち着いた。

さて、そんななか迎えたバレンタインは、夫が仕事のために家でひとりで過ごした。

レストランは混むので行きたくないが、お花は絶対に欲しい私は事前にしっかりとお花を遠回しにお願い。

いただけました。

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