イタリアで生きる 
先日深夜のトラステヴェレを散歩しているとこんな看板があった。
夕食後だったので食後酒のアマーロを頂きたく、私が1人中に入り「take awayでアマーロを2つお願い」と告げた。
ちなみにアマーロは苦くて甘いリキュールで、ショットは4€はする。
ガラッガラだった店内には感じのいい女性店員が2人いて、注文と同時に即座にガラスのグラスを取り出し「座っていってもいいわよ」と言って注いでくれた。
いい気分で外の席に着くと夫がひとこと「間違いなく2€ではないよ！」と言う。
…え!?
私はtake away と言ったし、それにもかかわらずガラスのグラスを出したのは店員だったじゃないか…
夫いわく看板は集客が目的だし、店内で飲むとなれば値段が変わるのは当然のことらしい。
いずれにせよ安かったしアマーロも飲めたので気持ちよく支払った。
しかしこれが私ひとりだったりイタリア国外からの観光客でこの常識を知らなければ、騙されたような残念な気持ちになるなと思った。
これがローマの常識か？イタリアの常識か？それとも世界的にも常識で私が知らなかっただけ…？
まだまだ学びの多いイタリア生活である。
観光に来られる皆さんにもぜひ知っていてもらいたい一件である。
ヨーロッパ旅行をお考えなら！
