コロナの2年間を除きここ8年は外国で生きてきたが、かつてない帰国したい欲に駆られている。
ホームシックではなく寂しいでもないなんだか日本に帰りたいと思わせられる感情が、毎日少しの間やってきて気分を落ち込ませてくる。
こんな気分になるのは初めてのことなので、この気持ちにどう対処したらよいのかもわからずにいる。
母に連絡しても夫に話してもイマイチ気持ちが伝わらず、こんなとき1番通じるのは外国で暮らした、または暮らしている友人たちで、異国で暮らした経験からだろうか…心のそこから理解してもらえるのである。
オーストラリア留学時に語学のためと日本人の友人を作らない人が一定数おったが、今も繋がる価値観の合う友達に出会えたので日本人と関わってきて良かったと思う。
さて、そんな特に落ち込む日はなんとか和食で気分を誤魔化す。
おかげでいんげんとニンジンできんぴら、イタリア硬マズ豆腐で麻婆豆腐、キャベツとネギで餃子などイタリア食材のみで作る和食のレパートリーが増えた。
今日も焼きそばを作りながら考えていたが、オーストラリアでホームシックにならなかったのはあちこちにスシがあったからだと思う。
今もあると思うがブリスベンのあちこちにSushi D’liteという巻き寿司やカツカレーのスシスタンドがあり、値段もお手頃でいつでも食べられた。
あのときは気づかなかったが私の気分の落ち込みまで阻止してくれていただなんて、ローマに来てあの手軽なスシスタンドの素晴らしさに気づく。
ピッツェリアならぬスシテリヤはイタリア人にも受けると思うのだが、誰かオープンしてくれないだろうか。
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