前2回から続く。
イタリアで仕事探し① イタリアで仕事探し②履歴書を送った次の日すぐに面接へ行った。
事前にイタリア語は話せないと何度も言っておいたお陰で、まったく緊張することなはなかった。
面接は簡単な自己紹介後、雇用形態や時間をささっと説明するとすぐに店内を案内され、そしてお給料を伝えられた。
今イタリアのホスピタリティー業界は割と人手不足で、面接はもう働く前提で行われるようなものらしい。
私も交通手段も語力も問題ないと言うことで、来週からトライアルがすぐに決まった。
さて、面接の服装は、割とカジュアルで許されるらしい。
もちろん職種によるので、ちゃんとした会社ならかしこまった服が必要だが、レストランやバーであれば、ロングパンツにシャツで大丈夫。
私は突然のことでなにも用意が出来ず、ジーパンに黒いシャツにパンプスで行った。
面接の服装と言えば、いつだかスペイン広場付近の革製の小物を売るお店に面接に来た、若い女性を思い出す。
夏の暑い日、面接と言うのにパンツが見えそうな茶色いスカートに胸を強調した白いTシャツ、ペタンコサンダルにポニーテールでやってきた。
それはもう衝撃で「あの子は働く気があると?」と夫に聞けば、まあ女だからああやってセクシーにしといてもいいんじゃない?
イタリアがここまで男社会かとショックだったことはさておき、こんな服装でもいいくらいである。
ちなみにそこの男店主はもちろん即採用、5分ほどで女性は去っていった。
なにをするにもあの日本国で育った者であれば、イタリアで “ちゃんとしてない” ことなど有り得ないと思っている。
服装も態度もそのまま自信をもって、トライアルに挑む。
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