所構わずタバコを吸う人であふれたイタリア。
副流煙のせいで頭痛が頻発する私には本当に辛い土地である。
路上はもちろん、バールやコンサートにスタジアムなど人混みの中でもタバコやマリ〇ァナを当たり前に吸い、それに嫌悪感を示す者は誰もいない。
そのせいで昨日は1日中頭痛のためベッドで過ごし、薬も効かぬほどの頭痛と戦った。
目の奥をえぐられ、脳みそを握りつぶされ、少しでも動くたびにハンマーで殴られ、頭の両側から圧迫され、さらに脈を打つような痛みのオーケストラが眠れるまで続く感じである。
この痛みをいくら訴えても、やはり聞くのと体験するのは違うからかなかなか理解してもらえない。
私のそばでタバコを吸いだすのはやめてくれと言ってもわからない喫煙者に囲まれた私は、自分で何とか煙を遠ざけやり抜くしかないのである。
煙で体調を崩すイタリア人はいないのかと不思議に思うが、今のところタバコが苦手と言うイタリア人にはお会いしたことがない。
黄色人と白人またはアジア人と欧米人では、体のつくりが違うのか?
これから先もずっとイタリアに住むことになるだろうが、私の体は一生日本人、しかしイタリアの食生活。
水や気候も日本とは違う。
小麦粉やオリーブオイルの摂取量は明らかに増えたし、毎日硬水を飲み、湿度の低い住んでいる。
このままいけば体内はイタリア人に近づきタバコにも耐えられる体になる…と期待したいところであるが、人種の混じり合う国もあるくらいなのでそんなことはないのであろう。
タバコに耐性がつく体のつくり方をぜひ知りたい。
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