釣り人と私

もうしつこく書いているかもしれないが、私と夫は毎週末海へ行く。

ラディスポリ(Ladispoli)というローマから車で1時間のところが定番のスポットで、日曜日もそこへ行ってきた。

ちなみに自動車事故を起こしてから長距離運転は避けてきたが、8か月ぶりに帰り道を運転した。

事故についてはこちら↓

イタリアで交通事故を起こしたら

事故で諸所に迷惑をかけたが、それにより自分の運転は改善された。

なんたって事故前は後ろの車を気にし過ぎていたが、今は自分も後続車も前と左右を見ればいいと思えるようになった。

それに昨日はローマの標識だらけの市街地より、断然高速の方が楽なことにも気づいた。

たまに眠たい長距離トラックやスマホ運転の車に事故を起こされそうになるが…これだからローマでは助手席で眠ることなんてできない。

事故の瞬間も証言できなきゃとつい目が冴えてしまうのである。

さて、話が大きく逸れたがラディスポリの話に戻そう。

私らがそこへ行くには理由があって…それは釣り人の夫が海を見たらどうしても釣りがしたくなるため。

ラディスポリはいい釣りスポットがたくさんあるのである。

天気ではなく波の様子をチェックするのが日課な夫は3歳から釣りを始め、漫画釣りキチ三平のサンペイに憧れて育った。

父も祖父も代々釣り人なので、親戚が集まれば釣った魚が何キロだとかあのスポットが最近はいいだのちょっとこちらにはよくわからない会話で盛り上がる。

出会った当初に釣りへの愛を語られたが、釣りのあの待ち時間はなにして過ごすのかと不思議に思ったものである。

結局魚が餌に引っかかったどうかを常に見ていなきゃいけないので気は抜けないらしい。

その忙しい釣り男で夫の横でぼーっと海を眺めたり、読書やヨガをするのが意外にも楽しく今では私の好きな時間になった。

日曜日も夫は釣りに没頭、私は昼寝や読書して過ごした。

今ハマっている本はこれ!

1950年代のナポリに住む2人の少女の物語「ナポリの物語」

長い物語が4冊になっており、イタリアに興味のある方はハマること間違いないだろう。

世界中で大人気なのでもうご存知の方も多いと思うが、まだ読んだ事のない方にはぜひおすすめしたい。

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