イタリアチップ事情

イタリア旅行時に払うか否か気になるチップ。

結論から言えばチップの習慣はないので払わなくてもいい、である。

しかし少し高級なお店や、サービスが良かったときには、テーブル1つにつき小銭でも€5でも置いておくとスマート、といった印象はある。

これは私が2軒のレストランで働き現在ホテルで働くなか観察した結果で、また私がイタリア人の友達と出かけても同じことが言えるからである。

私が働いた2軒の日本食レストランは、2つともほどほどに値の張るレストランだったが、イタリア人のお客さんのほとんどがテーブルにチップを置いていってくれていた。

値段の何パーセントというよりは、€5~20をおいていく、という感じである。

友達と食事に行けば、割り勘したあとにみんなの小銭を集めてチップにする。

それかひとり€23だったらみんなが€25だし、2€はチップにするといった感じ。

ローマ人がか私の友達がかは分からないが、レストランではケチらずに飲み食いしてお金を払うのである。

ちなみにバーでコーヒーなどを飲んだ時、アペリティーボをするときは払うことはない。

ただコーヒーが€1.4で€1.5の場合は10セントをカウンターに置いていく、などおつりの小銭を置いてく人は多い。

これはチップというより、小銭をお財布に入れるのがめんどくさいだけな気がするが…

おつりで思い出すのは、ある日日本で買い物したときのこと。

とても急いでいた私は、2円のおつりを預かる時間さえ惜しく、おつりは要りません!と足早に去ろうとした。

すると店員さんんが、もらってもらわないと困ります!!とすごい勢いで言ってきたこと。

たった2円さえもらわないとダメなのか…と妙に冷めたのを覚えている。

店には小銭がたまるし、客は小銭をもらう手間が省けるので、強制でないチップはいい習慣だと思うのだが、いつか日本にも導入してくれないだろうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA