今月末に引っ越しだがモノもないので慌ただしさもなく、リフォームの終了を楽しみに待っている。
最近のローマと言えばコロナの情報を全く聞かなくなった。
それよりもロシア軍によるウクライナ侵攻、それによる避難民やガソリンの値上がりの方が国民には重要で、連日大きく報道されてる。
これ以前に今年の1月ごろからガス代の値上げがあった上に、電気代はもともと高い。
家賃や光熱費がお給料に見合っておらず、どう生活しろと言うのか…さすがにイタリア人も限界ではないだろうか。
ウクライナ侵攻により石油が値上がりしたのは言うまでもなく、今年の初めのガス代の値上げが生活に大きな影響を及ぼしている。
夫の実家のガス代は去年の同じ時期に比べてほぼ2倍になった。
節約してこれである。
お給料の3分の1が光熱費に消えて、もう3分の1と少しは家賃に消えと貯金など難しいだろう。
先週からは帰宅ラッシュの渋滞が怖いほどない日が複数日あり「人が来ないから明日はガソリンスタンドは閉める」と聞いたりする。
うちの車はほぼガスで走るのだが、ガソリンスタンドのガス代はまだ以前のままで助かっている。
とはいえ半年前から高値が続いているが…
ますますお金の知識を身に着けようと気の引き締まる思いである。
ロシア軍がウクライナに侵攻したあの日は、こちらでも当然大きな話題になった。
欧州も侵攻されるのか、ガスや石油はどれくらい値上がりするか、難民はどう受け入れるのか。
私の個人的な意見として
ウクライナの大統領は一線を越えたロシアを制裁する世界各国のおかげでなんとか滅ばずにいるが、あまりにも身勝手に強気すぎるのではないか?
ニュースでは10人死んだなど数字でしか見れないが、そのひとりひとりは誰かの大切な人であり一人も殺されるべきではない。
勝った負けた、国同士の対決より個人の命を重く見てほしい。
イタリアには多くのウクライナ移民がいて、知人のウクライナ人は2週間前にウクライナの国境まで家族を車で迎えに行った。
まだ55歳の知人の父親は国を出ることを許されなかったが、母親や姉妹はみなこちらに避難できた。
また違うウクライナ人の同僚の家族は、国に留まることを希望したようである。
さて、世界中から寄付金や物資が集まるなか水を差すようで悪いが、ウクライナともう何年も紛争が続くアフリカや中東への同情の差が大きすぎではないだろうか?
英国でもウクライナでも文字通り「アフリカやシリアではなくヨーロッパで戦争が起こっている」「金髪に青い目の人々が殺されている」と報道されていたことには失望する。
何年も紛争が続く国に問題があるのは言うまでもないが、人種は関係ないだろう。
いつになったらこのウクライナ侵攻は終結するのだろうか。
たった1人の暴漢が多くの生活を滅茶苦茶にする。
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