先日水曜日、久しぶりにメトロに乗って外出した。
最近はいつもに増して人が怖くて、外出するのが億劫である。
自分の服装が変じゃないか、非常識なことをしてないか、言われたことを理解できないかもしれないといろいろな不安が湧いてきて、買い物に行くのもドアに鍵をかけてからやめたりする。
私は注目される、間違いを犯す、失敗をする、恥をかくことへの不安から、人前に出ることを恐れる対人恐怖症だと自分で思っている。
別に医師にそう言われたわけではないけれど、高校生の時初めてこの病気を知り“そういうものがあるのか”と心が軽くなってからそう思い続けている。
学生の時は板書や挙手で顔が真っ赤になったし、合唱祭や卒業証書授与式は下を向いてしまい逆に目立つが、うるさく出来も悪かったので誰にも気にされなかった。
卒業後に自分が変われることを期待して飛び立った先オーストラリアでも、結局変わらなかった。
語学学校のトイレにひとりで行くのさえ勇気が要ったし、誰かと行動出来なければ家に引きこもるのが楽だった。
自分をプッシュするためにバックパッカー生活もしたが、ひとりでキッチンに入ることや食堂で食事するのも苦痛だった。
今はマシにはなってきているが結局そのままなので、当時そこまで焦らずやればよかったかもしれない。
だけれども後からなら何とでも言えるので、頑張りは無駄じゃなかったしなにより楽しい思い出がいっぱいなので、全てやってきて良かったと思っている。
話が大きく逸れたが、そんなわけでここ2週間ぐらいは自分のダメさに落ち込んでいたが、いい加減気分転換に何かしなくてはと思い、わざわざメトロに乗り顔見知りのバーへアペリティーボへ行ってきた。
このおかげで、イタリアに住む良さを思い出せた…ありがとうアペリティーボ!
案外周りの人は隣の知らん人のことなど全く気にも留めてないのだが、怖いもんはどうしようもなく怖い。
イタリア語も友達も、いつになったらできることやら…
ヨーロッパ旅行をお考えなら!