先週日曜日はカトリック教の祝日イースター(復活祭)でした。
イタリア語ではパスクワと呼びます。
相変わらずカトリック教色が強いイタリアのイースターはクリスマス並みの盛り上がりで、この週末は家族友達と過ごします。
そんなイタリアでのイースターの過ごし方をお届けします!
目次
十字架にかけられて死んだイエスキリストが三日目に復活したことを記念する宗教行事。
キリスト教徒にとっては重要な日で、普段教会に行かない近所のおばあちゃんも教会へ行きます。
イースター前の教会ではオリーブの葉をもらうらしく、我が家にも分けてもらいました。
春分の日の後の最初の満月の次の日曜日。
ですので毎年日にちが変わります。
今年は4月17日でしたが来年2023年は4月9日、再来年は3月31日と大きく変動します。
そして次の日月曜日も祝日(イースターマンデー)になります。
イタリア語では天使の月曜日(Lunedì dell’Angelo)という日ですが、皆小さなパスクワ、パスクエッタと呼んでいます。
ローマ(私の周り)ではとくに決まったごちそうはないようですが、イースターの週末はBBQが定番!
鳩をかたどった焼き菓子のコロンバや卵型のチョコレートはイースターのお菓子で、招かれた家に手土産として持っていきます。
この日は家族の日。
お昼から集まって皆でランチを囲みます。
前述したように定番の食事と言うのはないですが、私の周りの多くは同じメニューでした。
- アスパラのオムレツ
- アーティチョーク
- ラザーニャ(一般的な赤とマッシュルームの白)
- BBQのお肉
そしてもちろんたくさんのワインやビールです!
みんな疲れた夕方5時、6時に解散しましたが、私たちはまだまだお庭でビール片手にゆっくりしました。
この日は友達とピクニックをします。
毎年なぜかピクニックの日らしいです。
ということで私たちもまたまたお家でBBQした後に、公園へ出かけてまったり過ごしました。
この2日間はひたすら飲んで食べての繰り返しです。
この日も
- ブルスケッタ
- アーティチョーク
- BBQのお肉
- デザート
とさほど変わらないメニューです。
※2日間とも写真を撮り忘れました…
イースターはイタリア人にとってクリスマス並みに重要な日なので、夫は朝から会えない親戚に電話をし「Buona Pasqua! (イースターおめでとう)」とあいさつをします。
そこまでの宗教心があったのか!と驚き「なぜ祝うの?」少し深い質問をしてみましたが、「キリストが生き返ったかららしい。どうでもいいけどとにかくピクニックの祝日なんだ」と返事がきました。
夫にとっては楽しい祝日に過ぎなかったようです…
ローマの若者の間では宗教への関心は薄れているように見えますが、それでも伝統行事や伝統を重んじているように感じます。
この先グローバル化が進んでも、その国の色、伝統は残していってほしい…
と海外移住したくせに思っています。
- イースター(伊語パスクワ)はイエスキリストの復活を祝う宗教行事
- パスクワの2日間は家族友達で過ごす祝日
ヨーロッパ旅行をお考えなら!