カルチョーフィ

もう終わりに近づいたが、2月から4月はローマ人が大好きなカルチョーフィの季節。

カルチョーフィとはアーティチョークと言う日本では酢漬けでしか見ないような野菜で、説明の難しい独特な味である。

特に後味が独特で、これを食べた後に水を飲むと甘く感じる。

さて、ローマから車で北に40分走ったチェルヴェーテリ(Cerveteri)と言う街は、毎年カルチョーフィフェスティバルをするほどの有名な生産地であり、先週末はそこへ行ってきた。

朝採れのカルチョーフィが大きさごとに山積みになって売られている。

今回はせっかくなので1つ1.3€の1番大きなもを8つ購入。

日本でも休みの日には田舎の直売所や道の駅へ、新鮮な野菜を求めて車を何時間も走らせていたほど野菜が大好きな私には、野菜の直売所は大好物である。

新鮮なうちに食べようと帰宅して早速調理。

カルチョーフィはレモン水につけながら、周りの厚いところを切る。

毎回食べるところより捨てるところが多いともったいなく思うが、捨てるところは捨てないとおいしくないので豪快に切る。

皮をむいたその日に食べない時は、レモン水につけたまま冷蔵庫で保管できる。

いろいろ作ったので紹介させていただこう。

まずはカルチョーフィ・アッラ・ロマーナ

刻んだにんにくとローマのミント(ないのでなぜか庭に生えてる普通のミント)をカルチョーフィの中に詰め、鍋に真っ逆さまに置き、これでもかと言うほどのオリーブオイルとコップ1杯の水で煮る。

そして生のカルチョーフィ、塩とオリーブオイルでサラダ。

最後に天ぷら。

ビールに小麦粉と卵で衣作りと初めてやってみたが、まあまあ満足のいく仕上がりになった。

独特な味だが、カルチョーフィが嫌いなイタリア人には会ったことがないほどないほど愛される春の野菜。

レストランのメニューにcarciofiとあれば、ぜひご賞味あれ。

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