私も遂にコロナにかかった。
コロナウイルス流行から早2年。
自分の中ではもうインフルエンザ同類になっていたが、最近また感染者数も増えているらしい。
もう感染の報告をしても陽性ね~という反応な上、イタリア人は決して謝ることはないしそれを求められない。
私はつい一言謝ってしまう。
なぜ日本人は謝るのか?と欧米支持者から言われるが、そんな間違ってるかのように言われるべきものか…
別に自分が感染したことについて謝っているわけではなく、それによって隔離など予定を狂わせることや、感染の恐れという不安をあたえることへの申し訳なさからの言葉である。
まあ考えは人それぞれ。
さて、私の感染判明後数日で同居の夫も体調を崩した。
当然PCR検査は陽性反応だったので、夫と不意の休暇をのんびりと過ごせることに少し嬉しくなったが、それと同時に月末だった引っ越しはできそうにないことが気がかりだった。
不動産屋とうちはまあ良い仲だが、大家とうちは仲が悪い。
このお世話になっている不動産屋のおっちゃんは、店舗に行けばコーヒーいる?と必ずエスプレッソを宅配してくれるし、借りる立場の気持ちになってくれる。
対して大家のおばちゃんは街中でたまに見る派手な装いの、お金のことしか頭にない女である。
この女がこのアパートの1室を買い、1からデザインして完成させた。
冷蔵庫やソファー、シャワーなども揃え家具付きで貸しているのだが、うちもリフォームした今だからわかる…すべてにおいて見事に1番安いものを選んでいる。
業者も安いところなのだろう。
あちこちが入居当日から壊れ始めていて、一応新築8か月しか住まわれていないのに、故障が多いお部屋になってしまっている。
故障をいちいち報告しても無視だが、家賃の催促は驚くほど早い。
こんな大家なので今回もなんだかんだ言ってくるかと思いきや
「コロナにかかったら、コロナ、以上。それだけのこと」
と、不動産屋が大家を制したようである。
おっちゃんに感謝。
コロナの症状は思ったよりあって、のどの痛みから始まり関節の痛みとだるさが3日間ほど続いた。
つらいのが終われば暇になり、隔離生活の楽しみは料理と食べることになった。
しかし昼も夜も食べることだけだと飽きてきて、いつもは1週間毎日パスタで生きていける私も、無性にお魚が食べたくなり夜10時にお寿司をオーダーした。
夕ご飯にとパスタソースを調理したのに、お寿司をオーダー。
ただお魚が食べられる、これが幸せである。
お刺身12切れと、まぐろ、スズキの握りとエビとアボカドの裏巻きで約3200円。
盛り付けは残念だがやっぱりお寿司は美味しかった。
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