日々の生活のささやかな楽しみが、メルカートに行くことである。
別に行こうと思えば毎週でも行けるのだが、自分のスケジュール上最優先になかなか来ないメルカートでのお買い物はいつもお預けがちになる。
そんなわけで先週は久しぶり…何ヵ月ぶりかにいつものおばちゃんパトリツィアを訪ねた。
目的はグリーンピースである。
イタリアに来て生のグリーンピースを初めてみて、食べてはおいしさに感動し毎年春の楽しみになっている。
春のグリーンピースでいつも思い出すのは、小さい頃に読んだそらまめの絵本。
そらまめがさやの中のふかふかのお布団で眠るお話だったと思う。
もう20年前以上の話なのに、別にそらまめが好きなわけではないのに、大人になっても思い出すのは不思議である。
そういえばこの前は5歳の友達の子どもに本を読んでとせがまれた。
イタリア語だが子ども用だ、やってみるかと挑んだが、字が多くわからない単語も多く、絵本と言うよりは物語であった。
隣同士に座って読み始めてが、本の中の絵ではなく、読んでいる私の顔をずーっと見ている。
読むのが下手なので恥ずかしいからあまり見ないでほしいのだが…
子どもが物語を聞いていたのかどうかはわからないが、読んでいる私は全く理解できていなかった。
話がそれてしまったが、とにかくグリーンピースがおいしいのである。
さやに包まれたグリーンピースを取り出す作業は、ちょっと面倒くさいのだが、それでも食べる価値は十分にある。
半分はごはんと一緒に炊いてグリーンピースごはんに。
もう半分はグワンチャーレと炒めてシンプルに塩コショウいただく。
旬が過ぎるまでに、またメルカートへ戻らねば。
イタリアで生きる 