イタリアで生きる 
先日イタリアに来て４年になった。
イタリア語はできないし友達もいないけど、家を買い車を買い、仕事も得れたので悪くはないと思いたい。
イタリアに来て本格的に始めたのがガーデニング、主に家庭菜園である。
毎年春の終わりころに苗を買い、トマトやナス、ズッキーニなどを育てている。
野菜を育てるとなると朝早起きして水やりをしなければならないし、要らない枝を切ったり害虫にやられてないか確認したりと、案外やることが多くて楽しい。
今年はオクラとキュウリも種から蒔き、新しいプランターも加わったのでもっと忙しくなった。
そろそろ趣味と呼んでもよいだろう！
ところで最近ヘンなオヤジからヤジを飛ばされることが少なくなったと感じる。
というのも移住時からある程度言葉がわかるまでは、トラックのドライバーから口笛を吹かされたり、当時は全く分からなかったイタリア語でなにか叫ばれることがよくあった。
それが本当に屈辱的でストレスだったのだが、今では圧倒的に少なくなった。
きっとイタリア語がわからない自信の無さや、まだこの街になれてない雰囲気を私が漂わせていたのだろう。
昨日ビーチでひとりでくつろいでいた時に、なぜひとりなのかと気持ち悪いジジイに問われ、ああ久しぶりだな～と思いだした。
平日なんかは男も女も、ビーチでひとりでくつろぐなどよくあることである。
ちなみにだがイタリアでは道路に立っている売春婦は割と珍しくはなく、夜になると大通りに若い女性が出勤してくる。
裏にはマフィアがいるので、その子たちに悪さをする輩はいないらしい。
あれは子供も目にするので親はどう説明するのかと疑問だったが、夫は彼女たちはバスを待っているんだと言われて育ったそう。
そんなのもあって女性に性的な意味を持って話しかけるハードルは低いんだろなと感じる。
ジジイたちに最高な皮肉で返せるまで、イタリア語は頑張るつもりである。
ヨーロッパ旅行をお考えなら！
